浮気の傷の癒し方

自分だけを愛してくれていると信じ切っていたパートナーの浮気を知った時、そのショックは相当のものでしょう。
浮気という事実そのものよりも、信じていた人に裏切られた傷が深く刻まれます。

 

浮気が発覚する状況は様々ですが、パートナーである彼に対する信頼が深ければ深いほど、ショックは大きくなります。
あまりにもショック過ぎて、浮気の事実すら現実として受け止めきれない。
放心状態のように一瞬思考が止まってしまうほどのショック。
時間が経って、ある程度気持ちが落ち着いてきたところで、ようやく浮気をされたという事実と向き合うことになる。

 

「彼が浮気をした」という受け入れたくない事実を受け入れた時、同時に込みあげてくる怒り、憎しみ、嫌悪感、挫折感、不安、孤独感、寂しさ…
複雑な感情がトドメなく溢れだします。

 

「浮気」という現実は、その後の二人には大きな壁になります。
浮気を乗り越えてこれからも一緒にいることを選んだ場合、複雑な感情と向き合いながらも彼を許すには、苦しみを伴うこともあるでしょう。
浮気をきっかけに別れを選んだ場合、二人て築いた関係のもろさを目の当たりにし、空虚な気持ちになるでしょう。

 

 

傷を癒す

浮気をした側も、された側も、どちらも傷つくのが「浮気」です。
「自業自得だろう」と思われる方も多いですが、浮気をした人にとっても自責の念によって少なからず傷を負います。
関わる全ての人に傷を与えるのが「浮気」と言えるのかもしれません。

 

傷を癒すのは、「しあわせな選択」をすることです。

 

浮気を乗り越えて一緒にいる

浮気を許し(許してもらい)これからも二人一緒にいると決めたのであれば、傷を癒すのは、二人の関係修復が一番です。
しかし、これが大変。
浮気をした側は、信頼回復のために誠実さを厳守して、再び信じてもらえる自分を貫く覚悟が必要です。
浮気された側にとっては、複雑な感情をどうにかして、許すこと。
そのためには、お互いが「歩み寄る」努力と意識が必要です。

 

再び一緒にいると決めたのですから、「浮気」が教えてくれたのは「傷」だけではなかったはずです。
それは「誰よりもこの人といたい」ということ。
だから浮気を乗り越えて共にいようと決断出来たのでしょう?
恨み、つらみ、疑心…
裏切りから信頼を得るには、時間がかかるかもしれません。
しかし、どんな感情が湧いたとしてもこの事を忘れないでください。
「大切なのは、自分が楽しい気持ちでいられること」
再び一緒にいることを選んだのに、ののしり合い、疑いあっては意味がありません。
大切なのは一緒にいて楽しい二人でいること。
人を憎んだり、疑ったりしていると、そんな自分か嫌いになります。
傷を癒すために相手をののしり、罵倒しても、その行動は自分を傷つけます。

 

大切なのは二人で話合うこと。
過ぎてしまった浮気を「どうして」と追及していては、未来に向かえません。
話し合うのは、これからのこと。

 

乗り越えた時、浮気を笑い話に出来る二人がいるかもしれませんよ。

 

別れる

浮気によって負った傷を、パートナーである彼が全く気にも留めず、反省もせず、歩み寄りも見せないなら、別れる選択は間違えていないと思います。
その状態で一緒にいるのは「我慢すること」が必要になるから。
我慢して成り立つ関係は、いつかまた傷つくことかあるでしょう。

 

「別れ」は辛いものですが、これからの自分の幸せを考えたら、それは勇気ある前進だと捉えていいのではないでしょうか。
「浮気」で「男を見る目」を勉強した。高い授業料を払ったのだと思いましょう。

 

大事なのは、しあわせになること。
楽しく過ごせることを意識して選択し続けてみてください。
笑って幸せな日々を過ごしていたら、気がついた時に傷は癒えているはずですから。