浮気をする人の罪悪感

浮気をする人もしない人も、殆どの方が心のどこかで「浮気は悪いこと。してはいけないこと。」とわかっています。
それでも浮気をしてしまった方の中には、罪悪感で押しつぶされそうになる方がいます。

 

特にはじめて浮気をした方には、罪悪感に頭が占領されてしまい、どうしたらいいのかわからなくなるようです。
一度抱いた「罪悪感」は中々消えません。

 

その後何年もの間、罪悪感と戦うことになる方は実に多いのです。

 

 

罪悪感の正体

恋人や伴侶がいるのに浮気をしてしまうと、誰もがばれないようにするし、いつかばれるのではないかとビクビクしているはずです。
ばれないようにということは「隠している」ということ。

 

何故隠すのかは、当たり前ですがばれたら大変なことになるからです。
大変なこと=罰だと考えるとわかりやすいかもしれません。

 

・怒られる
・別れを切り出される
・信用を無くす

 

ざっと考えただけでも浮気で受ける罰はいくつも出できます。

 

この罰を想像出来るようになった時、その方の中に「罪悪感」が芽生えます。
罰を想像出来るということは、今自分が行っていることは罰を受けても仕方がないことをしているという罪悪感から。

 

罪悪感って抱えていると、なんだか重たくて、いつも気持ちが落ち着かなくて、とにかく心地悪いものなのです。

 

 

孤独と仲良しになる

罰を受けるから、バレないように振る舞う。
バレないように振る舞うと、心地悪い。
次第に罪悪感に重ねて新たな感情が芽生えます。
それは「孤独感」。

 

やってしまったことは「悪い」と解ってはいても、今の自分の気持ちを理解してくれる人なんて誰もいないという「孤独感」を感じはじめます。

 

罪悪感って孤独と仲良しなのです。

 

 

孤独からの脱出

孤独を感じる=誰からも理解されないという図式が出来てしまうと、浮気以外の出来ごとも一人で抱えてしまうようになります。
これが罪悪感の怖いところ。

 

「罰を受けて当然の私」という罪悪感を抱えていると、いつでも人から怒られたり、拒絶されることを想像してしまいます。
「どうせだれも解ってくれない」という投げやりな気持ちになるのも「罪悪感」から。

 

一人きりの孤独の中で罪悪感を抱えているのは苦しいですよね?
恐らく浮気をしたというその事実より、ずっと重く苦しいものになるかもしれません。

 

その孤独から脱出するためには、「浮気をした」ことの結果を恐れるだけでなく、「浮気をした原因」を見つめ直してみてはいかがでしようか。

 

勿論、やってしまった浮気の事実は消えません。
でも、何故自分は浮気をしたのか?という「はじまり」を見つめることが出来たら、そこで初めて浮気をされたパートナーの痛みも理解出来るのではないでしょうか。

 

罪悪感を抱いている時というのは、自分のことだけで精いっぱいで、相手の気持ちにたって考える余裕すらありません。

 

「自分は悪いことをした」ということを前提に、何故そうしたのか?を直視してみましょう。
直視することで、周りも自分も見えてきます。
そして、見えることで過ちを二度と繰り返さないと覚悟することが出来ます。

 

謙虚に素直に…。
罪悪感を誤魔化さず、受け入れてみてはいかがですか?