浮気した夫との関係を修復する時の心構え

浮気した夫との関係を修復する時の心構え

 

浮気した夫と話あいをして、改めて夫婦としてやっていこうと決めた時、どんなことに気をつければいいのでしょうか?

 

浮気=信頼を損ねたことに繋がります。
これまで信じきることが出来ていた夫に対する信頼感が崩れたとも言える「浮気」事件。
簡単に「やり直す」と修復を決めても、人の心はそんなに単純ではありません。
信頼を失った後の関係修復は、浮気した張本人である夫、それを支える妻、どちらにとっても努力なくして修復することは不可能です。

 

まず、修復するために絶対的に必要な事というのは「夫の浮気がなくなる」こと。
そして、浮気が発覚する前の夫婦関係より良い関係になる努力すること。
この二つは絶対に必要なことでしょう。

 

 

夫の浮気を無くす

夫と浮気相手の二人を対象に、あなたの本気度を見せつけましょう。
浮気相手と直に会おうとする位のことはしてもいいと思います。
これは浮気相手に「妻の気迫」を見せつけるだけでなく、夫に対しても「浮気抑止力」になります。
理想的な態度は、感情的にならず、凛として堂々と振る舞うこと。
その堂々たる態度はまさに妻としての本気と存在の大きさを両名に見せつけることになります。
浮気相手から見たら、堂々としたくても出来ない立場。
二度と夫と会わないと約束させる必要があります。
書面を予め用意して、「契約書」として記入してもらうくらいのことをしてもオーケーです。
あなたの振る舞いそのものが「手に入れられないブランド」になるでしょう。
そして、夫は妻であるあなたが「ここまでやるか」と圧倒されるはずです。
同時に、”そこまでして守りたいもの”である家庭と夫婦を知らしめることができます。

 

 

夫との関係修復に努力

次に、あなた自身が「被害者意識」を捨てることです。
「信じていた夫から裏切られた(浮気された)可哀そうな妻」という被害者意識がある限り、夫との関係を修復することはできません。
被害者意識がある間は、どんなに表面上取り繕っても「加害者と被害者」という構図が出来てしまい、夫婦という対等な立場で冷静に物事を見て、判断することができません。
被害者という意識がある以上、夫がどんな事を言っても彼が浮気をした事実を責めたくなるでしょうし、責められる夫も消すことが出来ない浮気という事実に縛られていきます。

 

中には、夫に浮気をされたことて愛情すらも冷めてしまう方もいます。
どうしても愛情を感じられなくなったら「離婚」を選ぶのも方法でしょう。

 

今、もう一度「夫の浮気を知る前の自分」を思い出してみてください。
彼が浮気する前は、あなたは夫を愛していましたか?
裏切られた、傷ついた心は、愛するひとだからこその痛みなのではないでしょうか?

 

もし、そうだとしたら夫の浮気を止めさせ、夫婦関係をもう一度作りなおすことを考えてもいいのだと思います。

 

一度の浮気がもしかしたら、今後の二人にとっての大きな肥やしになることだってあります。
浮気をされた心の傷はなかなか消えることはないかもしれません。
しかし、妻であるあなたの本気度を見せつけられた夫である彼は、確実に彼の中で何かが変わります。

 

もし、夫が心から反省し、妻と真正面から向き合おうと努力し続けていけば、そして、それに答えるあなたがいれば、以前にもまして深い絆が二人の間に生まれるのではないでしょうか。

 

「悪があるから善を知る」
こんな言葉を聞いたことがありますか?

 

周りの全てが善ばかりだと、善の良さがわからなくなります。
善であることが当たり前で、そこに感謝も忘れてしまう。
しかし、悪があることで善は際立って良いことに感じて、感謝出来るのです。

 

一見悪いことのように見える出来ごとも、もしかしたらこれからの善に必要な出来事なのかもしれませんよ。

 

どんな出来ごとでも片方だけに非があるわけではありません。

 

例えほんの1%でも自分にも原因があるのだと思えたら・・・?
その自分自身の振り返りが出来る二人であれば、お互いを思いやれる素晴らしい夫婦になれるでしょう。