浮気を繰り返させないために出来ること

中高年の女性が時々こんな事を言っているのを聞いたことはありませんか?

 

「ここまで一緒にいたらね、(旦那が)浮気したいならすればいいし、どーぞどーぞって感じ」なんて笑い話のように話す姿。

 

まるで旦那様の浮気を後押ししているかのような発言。

 

中には本当に「浮気しても構わない」と思っている方もいるにはいますが、私はこの手の言葉を聞くたびに、彼女たちから「余裕」を感じます。

 

笑って話せるだけ、旦那様との間には深い絆があるのだと。

 

二人でこれまで超えてきた出来ごと、過ごした時間、良いこともイヤなことも共に超えてきた。お互いの長所も欠点も何を考えているのかも、わかっている。

 

そして、彼についてそれだけ知る存在は自分だけだと言う自信。
他のどんな女性が現れたところで、相手にすらならない位の密度があるという自信。

 

「彼が浮気するわけがない」
「彼が戻る場所は私」

 

確信に近い自信があるから笑って言えるのだと思います。

 

 

でも、もし本当にパートナーが浮気したら…?
信頼していた人に裏切られた気持ちになり、かなりショックを受け、この先どうしようかと考えますよね。

 

 

簡単に別れられる関係であれば、「はい、さよなら」でキレイさっぱり別れたらいいのかもしれませんが、二人の関係が深いものであればあるほど、早々簡単に別れることはできません。

 

むしろ、浮気したパートナーと「浮気した」事実を知った後も共に過ごす複雑な気持ち、自分に対する自問自答の葛藤が始まるのではないでしょうか。

 

そして同時に「また浮気をするのではないか」というパートナーに対する不安。
信頼が崩れてしまった後、再び信頼関係を元の状態に戻すには、お互いに努力が必要です。

 

 

一度浮気されたからと言って、受け身の立場でいる必要はありません。
「また浮気するかもしれない」と毎日疑いを持って過ごすのは、二人の関係をますます悪化させることになるかもしれません。

 

パートナーがこの先再び浮気するかどうかはパートナー次第です。
でも、それはあなた次第で方向性は変えられるのだと思います。

 

パートナーに、二度と浮気を繰り返させないように仕向ける事は出来ます。
それが上手くいくかどうか、それがパートナー次第なのではないでしょうか。

 

 

二度と浮気をさせないために

1.気持ちをきちんと伝え、謝罪してもらう

まず、浮気の現実を知った後が肝心です。
ついつい感情的になってしまう気持ちも解りますが、ここは冷静に対処するのがベストです。

 

パートナーに浮気されたことへの恨みつらみを攻撃するより、まずはあなたの気持ちをきちんと伝えましよう。
浮気の事実を知ってどう思い、どう感じ、どう傷ついたか。

 

浮気について確認したいことがあるなら、はっきりとパートナーに質問して答えてもらうのもこのタイミングです。
そして、きっちりと浮気したことへの謝罪をもらいましょう。

 

 

2.今後の方向性を固める

この後二人はどうするのか?
パートナーと話合うのではなく、まずはあなた自身の考えをまとめましよう。

 

少し距離を置きたい等の措置を申し出てもいいかもしれません。
元通りに戻すにしても「二度と浮気はしない」という約束をしてもらいましょう。
そして、もちろん約束は必ず守ってもらいます。

 

 

3.判断はこちらから

大事なのは受け身でいないこと。
浮気された事実を「自分から離れてしまうかもしれない」という不安に変えてしまうと、受け身でいるしか出来なくなります。

 

これでは、浮気しても簡単に許してくれると思われてしまうかもしれません。
浮気を許す・許さない、これからの二人についての判断は、あくまでもこちらからですよ。

 

 

4.覚悟を決める

浮気された時には、弱気や受け身にならず、堂々としているのが一番です。
万が一受け身になってしまうと「どうせ俺に惚れているから」とつけ上がらせ、浮気癖をつけてしまうかもしれません。

 

そうは言っても、例え浮気したとはいえ、好きで一緒にいたい人。
堂々としているのは無理があるでしょう。

 

それでも、ここはどんなにつらくても堂々と構えていきましょう。
その結果、万が一パートナーが離れてしまうことになったとしたら、それはそれだけの関係だったということではありませんか?

 

ある意味、別れてもいい覚悟も必要かもしれません。

 

 

彼に浮気をされた経験のある女性の中には、彼を失いたくない気持ちのほうが強く、浮気後、それ以前より彼のワガママを受け入れるようになる方がいます。

 

これは、「失ってしまうかもしれない」という不安と、「彼に嫌われたくない」という強い思いがそうさせています。
しかし、しがみつけばしがみつく程、彼を助長させてしまうでしょう。

 

失いたくないからこそ、堂々ときっぱりと自分の幸せを主張していいのです。
その上で再び彼とやり直せば、彼はやり直してくれるあなたへの感謝と敬服をかみしめるでしょう。
そして同時に「二度と浮気はしない」と心底思うのではないでしょうか。