独占欲が強い女性の心理

独占欲の強い人っていますよね?
独占欲とは、文字通り「(恋人や夫を)自分だけのものにしたい」という欲求。
また「他の誰にも渡したくない。一人占めしたい」という欲求でもあります。

 

これは何も女性に限ったことではありません。男女問わず独占欲はあります。
あなたはご自分の独占欲を強いと思いますか?
他人からみて「この人独占欲つよいな~」と思える人でも、当の本人はそうだと思っていないことが多いのです。
むしろ「私は普通(一般的)」だと感じています。

 

ここで独占欲が強いかどうかのチェックをしてみましょう。
下の5つの質問にYes/Noで答えてみてください。

 

  1. 彼(夫)が自分以外の女性と話をしている姿を見ていると感情が乱れる。(イライラ、ムカムカ、気になって落ち着かなくなる)
  2. 彼(夫)が一人で行動する時には、必ず「いつ・誰と・どこで・何のために…」と詳細を確認しないと気が済まない。
  3. 欲しかった服やバックと同じものを友人が持っていたら腹が立つ(なんで同じものを買うの?と思う)
  4. 彼(夫)は私といるのが一番幸せだと思っている。
  5. 彼(夫)や仲の良い友達と話をしている時に、たいして仲よくない友達が割り込んできたら苛立つ。(邪魔しないでよ!と思う)

 

いかがでしたか?
5つの質問の内、一つでもYESがある方は独占欲か強い傾向にあります。

 

では、その独占したいという欲求はどこからやってくるのでしょうか?

 

必要とされたい

独占欲の強い女性は、彼(夫)から「必要とされたい」という気持ちが強いのです。
彼(夫)から常に自分を必要としてもらいたい。

 

その気持ちが強い分、彼(夫)が自分以外のものに目を向けている姿を見ると、自分から離れてしまうのではないかと不安で仕方がないのです。

 

もっと解りやすく言えば、自分がいないと生きていけない彼(夫)であってほしいのです。
その為彼(夫)や仲の良い友人の行動の一つ一つが気になります。

 

自分がいない所で元気に楽しく過ごしている彼(夫)を見る度に、「自分がいなくても平気なのではないか」と不安に掻き立てられます。

 

では、もう少し深掘りして考えてみましょう。
この不安はどこから来るのでしょうか?

 

それは
「自分は人から必要とされる人間だ」という自己肯定感が乏しいことが要因です。

 

「人から必要とされる自分だ」という自信がないために、身近な彼(夫)の行動の一つ一つが気になります。
人によっては彼(夫)の行動全てをコントロールしたがるでしょう。

 

自己肯定感の少ない人は、絶えず不安を感じています。
「どうせ私なんて」
「だってあなたがそうするから」
「あなたがそんな冷たい人だとは思わなかった」

 

自分を肯定する気持ちの無さが「どうせ」という言葉で自己否定をします。
その行動には3つのパターンがあります。

 

行動パターン

 

1.彼(夫)のせい

不快な不安の原因は彼(夫)にあると責任転換します。
「私がこうなるのはあなたのせい…」「あなたが~するからでしょ?」と、相手に罪悪感を抱かせるような言い方をするのが特徴の一つです。

 

2.彼(夫)のため

自分の不安を少しでも軽くするために独占したいのに、独占欲の強い人は、それを自分のためだとは感じていません。
逆に「こうするのはあなたのためよ」と、自分の思い通りの行動をとらせようとします。
更に、思い通りにならない時には、猛烈な不安に掻き立てられ、人によっては感情的に攻撃することもあります。

 

3.明らかに不快を示す態度

自分の思い通りにならない時には、冷たい視線で彼(夫)を見ながらため息をつく、あるいは無視をしてその場から離れる…等、あからさまに不愉快な態度をとる。
これは直接言葉にしていないけれど、間接的に相手をコントロールしようとする心理が働いています。
無言でありながら、あからさまに嫌悪感を抱く態度は「不愉快な自分に気がついて」と示していること同時に「だから(彼や夫の)その言動を改めてよ」と訴えています。

 

そして、そうすること(彼が言動を改めてくれること)が自分に対する愛情だと思っています。
その為本当にちょっとしたことで不機嫌な態度をとり、その都度「自分は愛されているか」を間接的に確認しているのです。

 

おわりに

いかがですか?
3つのパターンの中に、自身に当てはまるものはありましたか?

 

独占欲の強さは「相手に対する気持ちの強さ」だと思われている方もいらっしゃいますが、違います。
自分が必要とされたい欲求=自分が必要とされないのではないかという不安、自己肯定の低さからやってきます。

 

先ほど3つの行動パターンをご紹介しましたが、特徴的なのは「自立させない」ということでしょう。
自分自身も含め、彼(夫)に自立してほしくないのです。
私は彼(夫)がいることによって(他人から)認められる。
彼(夫)は私がいないと耐えられない人でいて欲しい。
その気持ちが独占したい欲求を駆り立てます。

 

つまり、原因は彼(夫)にあるのではなく、自分の心の中にあるということ。
独占欲の強い人は、いくら独占しても満足しません。
そしてどんなに彼(夫)があなたの言う通りに行動したとしても、益々コントロールの紐をきつくしていきます。

 

自分の中の不安の元である「自分を認める気持ち(自己肯定感)」を高めない限り、不安は解消されないからです。

 

「私は彼(夫)から愛されている」
そう信じることが出来る気持ちは、他の誰でもないあなた自身から生まれます。