正しい愛情の使い方

インターネットの仮想空間が「当たり前の世界」になりつつある近年、男女の出会いも様変わりしています。
友達や、異性との出会いのきっかけ、浮気相手を見つけるのもネットが活用される時代。
インターネットのチャットやメールのやり取りで親密になり、友情や恋愛、最初から割り切った浮気交際…
出会いを求める人にとっては、”探せば見つかる”便利なツールの一つになっているのがインターネットなのかもしれません。

 

しかし、例え出会いのきっかけがインターネットであろうと、生身の人と人が会って直に会ったら、そこには血の通った感情があります。
恋人関係になれば、夫婦になれば、パートナーからの愛情が欲しい。
そして、浮気されたら悲しい。

 

浮気について考える前に、まずは愛情について今回は考えてみたいと思います。
誰もが正しい愛情の使い方ができたら、この世から浮気や不倫もなくなるかもしれませんね。

 

あなたの恋愛は「本当の恋愛」ですか?

 

「本当はイヤだけど、イヤだと言ったら彼が離れてしまうから我慢する」
浮気症の彼を持つ女性の中には、繰り返される浮気を容認している方が少なくありません。
彼女たちの殆どは浮気によって傷ついているし、浮気がイヤだと思っています。
なのに、彼に言えない…。
「捨てられないために」「失わないために」という不安や恐怖の方が浮気で傷つくことより勝ってしまっているのかもしれません。
「傷ついてもいい。彼がいてくれるなら」なんて、まるでドラマに出てきそうなセリフですが、中には本気でそう思っている女性もいます。

 

しかし、そんな不安と恐怖を抱えながらの恋愛は、本当に恋愛なのでしょうか?
「何かを失うかもしれない」という恐怖感を抱えることなく、愛することが出来るのが恋愛なのだと私は思います。

 

我慢して、不安や恐怖といつも隣合わせにしている恋愛は、恋愛している自分が欲しいだけ。
自分の心の隙間を埋めようとしたり、人に「恋人がいる」と自慢するために恋人をキープしていたり、お金や身体だけを目当てに付き合うのは、恋愛ではありません。
そして、本当の恋愛をしていない方は、安易に浮気をしてしまう傾向があります。
恋愛に充実感や満足感が欠けてしまっているため、その穴を埋めようと常に別の異性に目をアンテナをはってしまうからです。

 

疑似恋愛は、自分を不幸にしてしまう恋愛なのかもしません。
パートナーの浮気に悩んでいる方は、二人の関係を見極める良いきっかけなのかも。

 

見極めの力

 

本当の恋愛でない関係をそのままにしていると、今目立ったトラブルがなくても、いずれすれ違いやどちらかの浮気といったトラブルが発覚する恐れがあります。

 

恋愛も結婚も、「あなたが幸せになる」ためにするもの。
もし、「不幸になるため」の恋愛や結婚であれば、別れたほうがいいのかもしれません。

 

では、不幸になる恋愛とはどのようなものなのでしょうか?

 

これが不幸になる恋愛

 

・パートナーから「愛されている」自信がない

言葉では「愛している」「大切にするよ」と言われても、どこか腑に落ちないという方は、その実感が出来ていないのです。

 

・「別れたらどうしよう」と別れることに恐怖心を抱いている。

自立出来ていない人ほど、手に入れた相手に執着し、手放すことを恐れます。
過去の家庭環境や恋愛経験から「またダメになる」という心理が働いてしまっているのかもしれません。
皮肉なもので、別れに恐怖心を抱いている時というのは、人は本当の恋愛が出来ません。
「別れないため」の方法に模索してしまって、本来の気持ちが見えなくなってしまうのです。

 

・パートナーのイヤな面を見る、喧嘩をした時の不安定さが耐えられない

憧れや恋心というのは楽しいですよね。
好きな人に出会っただけで嬉しくて、目が会っただけでも一日中幸せな気持ちでいられるもの。「恋愛関係」に至っていない「恋」の場合、恋する気持ちだけで過ごせます。
これは、相手のいい所ばかりを見ているし、いいところばかりを想像するから。
悪いところを見る接点もなければ、喧嘩をすることもない。プラス材料ばかりです。

 

しかし、これが「恋愛」となるといいことばかりではありません。
恋愛関係になって初めて知ったパートナーの欠点やイヤなところ。
意見があわず喧嘩してぎくしゃくする期間もあるでしょう。
結婚をしたら尚更です。

 

ロマンチックな恋が出来るのは、独りの世界。
二人の世界に発展したら「現実の世界」です。

 

パートナーに対するイヤとか怒りが湧くこともあるでしょう。
マイナスの感情を抱くのは、ある意味それが恋愛だからなのかもしれません。

 

好きだからこそ、怒りが湧くのです。

 

 

いかがでしたか?
恋愛とは、一言で言えば「誠実」そのものなのかもしれません。
そこには計算も駆け引きもなく、ただ「この人が好き」という自分の感情。

 

あなたは正しい愛情を使っていますか?
正しい愛情を育てて、これからの人生をしあわせに過ごしてくださいね。