浮気された憎しみが消えない時の対処方法

浮気という裏切りを受けた方が、パートナーや浮気相手に対して穏やかな気持ちで向き合えるなんてことはありません。
浮気されたという現実は、後々に渡って心に傷を残す場合があります。

 

浮気された方が抱える傷には、自分の存在価値を認める「自己肯定感」の喪失と、浮気したパートナーや浮気相手に対する憎しみや嫌悪感を抱え続けてしまうなどがあります。
どちらも乗り越えるには時間と努力が必要な「傷」かもしれません。

 

誰かに対して「憎しみ」を抱き続けるというのは、実は相当のエネルギーを消費します。
誰かを愛するより、ずっとエネルギーを消耗するのです。

 

あなたが誰かに恋をして気持ちがときめいている時。
一日中好きな人のことが頭から離れず、ずっと彼(彼女)の事を考えている時。
心臓がドキドキするけれど、それは嬉しいトキメキ。
恋するエネルギーは、どんなに使っても疲れないもの。
人は楽しい時、嬉しい時、しあわせな時には疲れを感じません。
エネルギーを消耗するというより、エネルギーを与えてくれるのがプラス感情です。

 

対してマイナス感情は人からエネルギーを奪います。
誰かを強く嫌ったり、憎しみを抱いているということは、とても疲れること。
本当は嫌いたくないのに、憎みたくないのに…頭から離れない。

 

パートナーの浮気という裏切りを受けた時、「憎しみが消せない」と悩む方は少なくありません。

 

憎しみを抱いているのは、しあわせになることから遠ざかってしまいます。
ここでは、浮気された憎しみが消えない時の対処方法をご紹介します。

 

受け入れることから始めよう

憎しみを抱いている方が「辛い」「苦しい」と思う原因の一つが「自分という人間が人に対して憎しみを抱いている」という事実を受け入れることが出来ないことによって起こります。
人を憎む=いけないこと。
そんないけないことを自分は思ってしまっているという事実。
これがつらく苦しいのです。

 

自分が人を憎んでいるという事実を受け入れたくなくて、頭ではパートナーや浮気相手に対する恨みつらみなどの憎しみを抱えているのに、心のどこかで打ち消そうとしています。
この葛藤が苦しみのメインだし、エネルギーを消耗します。

 

まずは「人を憎んでしまっている自分」を受け入れましょう。
そして
そんな自分を許してあげましょう。
「私は怒っているし、憎んでいるし、気分が最悪」だと認めてあげましょう。
自分の中に湧きおこっている感情を受け止めることが出来なければ、それを手放すこともできません。
自分の中にある感情を受け止める「自己受容」は「自己肯定」とは違います。
正しいとか、間違えていると「判断」する必要はないのです。
ただ、ただ、あるがままの自分を受け入れる。それだけでいいのです。

 

 

否定された訳じゃない

憎しみを受け入れる時に、合わせて受け止めてほしいことがあります。
それは浮気をされたことで、あなたは自分の存在を否定されているような気になっているかもしれませんが、浮気された=自分自身を否定された ではないのです。
あなたの憎しみが、自分を否定されたことから湧きだしているのだとしたら、それは誤解だと自分に言い聞かせてあげてくださいね。

 

 

いい意味で開き直る

浮気をされて「何とも思わない」人はいません。
パートナーの事を信頼していたのであれば尚更です。

 

「浮気」をきっかけに、いい意味で開き直ってみるのも一つの方法です。

 

開き直りにおススメの第一歩

1.パートナーより自分を大事にする。(行動、選択)

自分を大事に出来なければ、誰かを大事にすることなんて出来ません。
そして何より、自分が幸せでなければいけないと思うのです。

 

2.別れてもいいやという覚悟

自分の中の憎しみやつらさを押し殺してまで一緒にいる必要は、どんな相手であろうとない気がするのです。
今はよくても、そのうち爆発するか、もしくは自然と別れがやってくるのではないでしょうか。
蔑ろに軽視しろということではなく、「別れてもいい覚悟」を持つと人は強くなります。
別の言い方をすれば「自分の意見を持つ」ということ。

 

3.憎んでいることをパートナーに言う

自分がどんな思いを抱えていて、抱えていることでどんな辛さがあるのか…
それを当事者であるパートナーに伝えてみてはいかがでしょうか?
あなたがどんな思いをしているのかは、想像は出来ても、それはあくまでも想像です。
言わなければわからないことはたくさんあります。
もしあなたが浮気を乗り越えて、パートナーとの関係を続けていくことを選らんでいるのなら、あなたの抱えている思いを受け止めてくれるパートナーの姿勢に、憎しみが消えていくきっかけになるのではないでしょうか。

 

 

いかがでしたか?

多くの方は「憎しみ」を抱えている時、その憎しみという感情そのものをどうにかしようとします。
しかし、感情そのものを抑えたり、叩いてもどうにもなりません。

 

それより、あるがままの自分を受け入れること。受け止めること。
それだけでも、あなたの中の感情は癒されるのではないでしょうか。

 

だって、あなたの中にある感情は、あなた以外の誰よりもわかってあげられるのはあなた自身なのですから。