彼氏と長続きさせるには何でも話せる風通しのよい関係を作る

恋愛や夫婦関係において、心のどこかにある不安といえば相手の「浮気」。
恋愛感情が永遠に続くと信じていた気持ちは、大抵の人は若いうちに手放します。
「ずっと一緒にいようね」
「永遠に愛しているよ」
「ドラマのような映画のようなロマンスは、所詮つくりもの」
「男なんて必ず浮気するものよ」なんて声も聞こえそうですが、”一途な愛”もこの世にはちゃんと存在しています。

 

日本が戦時中だったころ、親が決めた相手と結婚当日に初めて顔をあわせ、ほんのわずかな期間を共に過ごした後、夫は戦争に出兵。残った妻は、女手一人で家庭を守り、子供を育て、夫の帰りを待つ。
夫の戦死の通知を受けた女性の中には、その後亡くなるまでずっと亡き夫を思い続け、生涯夫一人だけを愛し続けた女性はたくさんいます。
大人になっても、熟年になっても、老年になっても「この人でなければ駄目」と思える関係はあるのです。

 

縁あって恋人となった。
縁あって夫婦となった。
「浮気」の心配なんてこれっぽっちもない男女は、どんな関係を築いているのでしょうか?

 

オープンマインド

 

お互いが心を開いて話し合える関係というのは「風とおしのよい関係」
日常の当たり前の事、何気ない出来ごと、そして重要なこと。
相手の顔色をみることなく、話したい時に話せる関係というのは、二人にとって心地のよいもの。

 

恋人、夫婦といっても他人です。
例え家族になろうと、其々の毎日がある。
別々の人生を生きているのです。
会話があると、お互いがどんな毎日を過ごしていたのか、相手の人生に今何が起きているのかを知ることができます。
知ることが出来るから、応援したり感謝も出来る。

 

会話が少ないカップルに「なぜ話をしないの?」と質問したことがあります。
すると、こんな答えが返ってきました。
「だって、趣味や興味があるものがまるで違うから話があわない」と。

 

しかし、二人の間に会話があるというのは、お互いの趣味や興味が一致しなければならないということではありません。
自分にないものを相手によって見せられたり、知らないことを知ることが出来るのが楽しさでもあり、喜びです。

 

常に自分の知らないこと、相手のまだ見ぬ一面を知ろうとすること。
これが会話を生み出す源なのかもしれません。

 

今、パートナーがいる方は恋愛初心だった頃を思い出してみてください。
憧れや恋心を抱いた相手に少しでも近づきたくて、一生懸命共通の話題を見つけようとしませんでしたか?
好きな人が好きな音楽をこっそり聞いて、好きな人の好きな音楽を知りたいと思いませんでしたか?

 

現在シングルの方が、恋人や結婚相手を探す時に「趣味が同じ人がいい」と言われることがありますが、趣味や興味が同じことはそれほど重要ではないのだと思います。
重要なのは「常に相手に関心があること」

 

関心があるから相手が何を好きなのか?何が嫌いで、何に興味があるのか?に気がつくし、知りたくなる。
知りたくなるから会話をする。

 

厳しさを持つ

 

どんなに仲がよく会話が多い関係の男女でも、意見が合わないこともあります。
そして人間ですから、どちらも間違えたことをしてしまうこともあります。
いい関係というのは、単に愛するだけでなく、厳しさも持ち合わせる必要があるのだと思います。
お互いがお互いの幸せを願って、相手のためを思って厳しいことを言うことを恐れない優しさ。

 

愛ある厳しい意見は、単なる言い争いの喧嘩に留まりません。
話をして、時には討論みたいになっても、繰り返される度にお互いの理解度が増していきます。

 

絆ってそうやって生まれるのではないでしょうか。

 

絆が深まれば深まるほど、他の人では埋められない大切な人になっているはずです。

 

朝一番に窓を開けましょう。心の窓を。
そして恋人や夫に「おはよう」の一言からスタートしましょう。