あなたのその優しさが彼を浮気に走らせる

誰にでも優しい女性っています。
どんなに無理、面倒なことを頼まれても、どんなに理不尽なことを言われても、その場を笑顔でやり過ごせる女性。
いつも優しい笑顔で相手の言い分を受け入れる女性。

 

女の子として生まれてきた女性は、子供の頃から「人に優しくしてね」と親や大人たちに言われる機会が男性より多かったでしょう。
「仲間はずれにしちゃだめよ。みんなと仲良くね」
幼稚園や小学校に上がる度に、通園・通学の朝出かける度に言われていた女性も少なくないのではないでしょうか。

 

全ての人と、分け隔てなく、対等に、優しくしなさい。”女の子なんだから”

 

その言いつけを忠実に守ってきた女性は、誰にでも優しい女性に成長するでしょう。
しかし、「誰にでも優しい人」がイコール「周りの人から愛される人」とは限りません。
これは異性関係にも言えます。

 

一般的に男性も女性も、異性に求める条件あげるのが「優しさ」です。
「優しい女性がいいですね」
「優しく包みこんでくれるような男性がいいです」
確かに、誰だって冷たくされるより優しくされたい。
でも、だからといって誰にでも優しくする必要はないのだと私は思います。

 

もし、あなたの大好きな彼が、自分以外の女性にも男友達にもあなたと同じレベルで優しくしていたとしたら、あなたはどう思いますか?
「この人優しくて素敵」と思うでしょうか?
あなたとのデート中に、友人から急なお願いの電話が入ったとして、彼は優しいのでデートを早々に切り上げて友人の元に駆けつけました。
友人が落ち込んでいるからと、連日友人を励ましている彼。
いかがですか?

 

恐らく殆どの女性は、「私は何?」と思うのではないでしょうか?
そして、「私だけを」大切にしてくれる男性を求める気持ちが芽生えるでしょう。

 

これと同じことが男性にも言えます。

 

そもそも恋愛は「他の人とは違う」=別格だと認めあった関係なのです。
他の誰よりもあなたは「特別」なのだと。

 

誰にでも優しい女性というのは、確かに万人受けします。
誰にもイヤな印象を与えないでしょう。しかし、同時に誰からも「特別」な感情も抱かれないのではないでしょうか。

 

「特別扱い」されたいのが恋愛なのです。
他の人にはみせない優しさを自分だけに見せてくれる。
そんな優しさを彼は求めているのです。

 

優しさを間違えてしまうと、彼が浮気に走る可能性は高くなります。
浮気相手が彼の求める優しさを与えてくれる女性だとしたら、本気になることだってあるでしょう。

 

優しさは罪ではありません。
優しさは長所であり、素晴らしいことです。
だからこそ、彼はあなたの優しさを責めることも出来ず、厄介なのです。

 

誰にでも優しい女性は、男性に「特別なあなた」という自信を感じさせることができません。
その不満は、いずれ別の女性に求めてしまうでしょう。

 

誰にでも優しくなければいけない「優しさ」は、もしかしたら優しさではないのかもしれません。
誰かに優しくする前に、まずはあなたに優しくしましょう。
無理をしすぎない優しさでいいのです。
そして、恋愛したら優しさの焦点は自分自身と彼に向けることです。